吉本大樹:木曜日に設けられたフリー走行のセッションからマシンのバランスが良く、オートポリスを走った事のない晋也(佐藤選手)と小林さんに走行を重ねてもらいました。金曜日でもマシンの状態はよく、トラブルフリー。全てが順調に進んでいました。
予選では少しABSに違和感があり、本来想定していたタイムを出すことはできなかったのですが、それでも標準は決勝だったので何の不安もありませんでした。残念なことに濃霧の影響でレース距離が短くなってしまったので、4番手スタートの我々としては早々にポジションを上げていかなければならない状況になりましたが、薫さん(脇坂選手)がめきめきとポジションを上げてくれて優勝を確信しました。が、その後再度導入されたSCのタイミングの影響で薫さんが貯めてくれた貯金を使いはたしてしまった…。その後の残り周回数を考えると再びトップを奪い返せるはずでしたが、SCが入ったポジションの関係で上位のマシンと1周近い差が生まれてしまったことでその可能性も経たれてしまいました。
戦わずして、運により結果を出せなかったのは非常に残念ですが、仕方がありません。事実上OTG Motor Sports発足初年度で、しかもLexus GS350という巨体でありながら、終盤戦は確実にトップ争いができる状況にまで成長しました。2013年シリーズチャンピオンを目指して早々に戦略を立てていきたいと思います。日々マシンを細かくを整備し、我々ドライバーのわがままをすべて聞き入れてくれたメカニックやスタッフの皆さん、PETRONAS様、OHLINS牧さんを始め、チームメイトの3名、そして応援して下さったファンの皆さんに感謝しています。応援ありがとうございました。 |